レーザー手術とは

レーザー手術は、高度に集光させたレーザーを利用して
生体組織を効果的に切除することができます。

切除と同時に小さな血管や、リンパ管、神経末端を閉じるため
術中・術後の出血や痛みなどの負担や感染の危険性が少なく、
ペットが高齢の場合でも手術が可能です。

レーザー手術は、術後の回復も早い手術法です。

動物レーザーセンターではCO2レーザーの導入により
多くの手術が日帰りで行えるようになりました。

レーザー手術のメリット

優れた汎用性と精度を持つレーザー手術には、
手術を受ける患者手術を行う外科医の双方に大きなメリットがあります

手術を受ける患者にとってのメリット

  • 少ない出血

    切開と当時に小血管をシールするため出血を大幅に減らし、従来のメスでは難しかった出血の多い手術の数々を可能にします。

  • 少ない痛み

    レーザーが神経末端とリンパ管もシールするため、その結果浮腫と痛みを少なくします。それゆえ患者は術後の回復がはるかに快適になります。

  • 感染リスクの低減

    レーザーを照射した場所にいる細菌を殺してしまうため、効果的に無菌状態を作り出します。

  • 迅速な回復時間

    感染リスクの軽減、少ない出血、少ない痛みと腫れによって手術後の素早い回復を可能にします。

手術を行う外科医にとってのメリット

  • 広がる手術の可能性

    レーザー手術ではリスクが減るために従来の方法と比較してさらに多くの手術が可能になります。

  • 見やすい手術野

    出血が少ないため、結果的に手術部位が見やすくなり安全性が増します。

  • 精度と操作性が増す

    レーザーの焦点サイズを調節することにより、ごく小さなエリアからさらに広いエリアまで正確に切除することが可能になります。

  • 手術時間の短縮

    レーザーによる止血効果とそれによる手術部位の見やすさの向上は、結果的に手術時間を減らすことになります。

レーザーで行う腫瘍摘出手術の種類

  • 乳腺腫瘍

    避妊をしていないメスに多い病気です。レーザーで切り取ることで出血も少なく片側乳腺を大きくとったとしても殆どが日帰りできます。
  • 体表腫瘍

    体の表面にできた腫瘍をレーザーで安全に確実に取ります。殆どが日帰りできます。
  • 肛門周囲腫瘍

    本来出血の多い肛門周りの腫瘍の摘出もレーザーでクリーンに手術できます。デリケートな場所であるため排便障害を出さずに切除手術をするには高度な技術を必要とします。
  • 眼瞼腫瘍

    まぶたにできる腫瘍です。大きくなってしまうと眼瞼を大きく切除することになり、眼の左右の大きさも変わってしまう可能性がありますので早めの手術が必要です。
  • 腹腔内腫瘤

    体の中にできる腫瘤(できもの)の事で、見た目で異変がわかる乳腺腫瘍などの体表の腫瘤とは違い、進行し体調に異変が起こってからしか発見できないケースが多数ありますので注意してください。
  • 口腔内腫瘍摘出術

    口の中にできる腫瘍は悪性のものが多く、大きくなるスピードも早いです。レーザーを使い、出血の多い口腔内の腫瘍も比較的安全に摘出できます。また、時には顎の骨を切除することもありますが、レーザーを活用して術野がクリアなまま短時間で切除します。

日帰りレーザー手術の流れ

  1. 丁寧なカウンセリング

    リラックスしながら行われるカウンセリング。
  2. 手術前の検査

    触診や聴診、採血による血液検査、また必要に応じてレントゲン検査や超音波検査を行い手術前にペットの状態を把握し、麻酔の準備にかかります。今回は『乳腺腫瘍』の切除手術を日帰りで行います。
  3. レーザーによる手術

    止血しながらの切開となるため出血や痛みが少なくすみます。身体への負担が軽いため回復が早く、高齢の『乳腺腫瘍』の片側全摘出が日帰りで手術できます。また、感染のリスクも激減します。
  4. その日のうちに帰宅

    術後はすぐに住み慣れた家族のもとで過ごせるため、ペットはもちろん飼い主のストレスも軽減されます。その後も定期検診などで丁寧なケアを心がけております。お迎えは17時から17時半の間となります。

レーザー手術の日帰り症例

  • 頭部腫瘤切除

    チワワの女の子(14才)

    お耳の横あたりにしこりがあり、だんだんと大きくなってきてしまったという事でご来院されました。

    表面が自壊し出血してしまっていました。腫瘍は耳の付け根まで浸潤していました。

    こちらが術後の写真です。高齢という事や、以前から気管虚脱や心臓が悪くお薬を飲んでいる事などもあり飼い主様も心配されていましたが、レーザーを用い出血を抑え短時間で手術を終える事ができ、日帰りで帰宅する事ができました。

    腫瘍を取った後、耳に左右差がでてしまうか心配しましたが、無事に左右の違和感なく腫瘍をとりきることができました。

    飼い主様の声

  • 肛門周囲の腫瘤

    シーズーの男の子(14才)

    かかりつけの病院で4回手術していただいたそうですが、何度もできものができてしまうとの事でご来院されました。

    肛門を塞ぐようにボコッとした大きな腫瘍ができ、便もだしずらそうでした。表面からは出血しており感染をおこしていました。

    直腸検査をしてみると、指がやっと通る程度で、かなり奥の方まで腫瘍が浸潤している事がわかりました。

    また、出血があるせいか、貧血にもなっていました。手術前にはたてなくなってしまい麻酔も心配されましたが、このまま放っておいて弱っていくことも心配されましたので、手術することとなりました。

    こちらが手術後の写真です。かなり大変な手術となりましたが、無事腫瘍を取り除くことができました。

    高齢であり、飼い主様も心配されていましたが、去勢手術と合わせて日帰りで手術を行う事ができました。

    術後は出血もなくなり、食欲もすこしずつでてきてだんだんとたてるようになり飼い主様も安心された様子でした。

    飼い主様の声

  • 乳腺腫瘍摘出(乳腺単純癌)

    チワワの女の子(11才)

    以前からお乳にしこりがあり様子をみていたそうですが、ここ数か月で急激に大きくなってしまっという事で埼玉県からご来院されました。

    診察させていただくと、握りこぶしほどもある巨大な腫瘍ができており、がっちりとお腹に固着してしまっていました。

    固着していない場合は腫瘍が大きくなると重みで下に垂れ下がりますが、この子の場合は筋層にがっちりとくっついており、腫瘍もかなりの大きさでしたので、より大変な手術が予想されましたが、オーナー様とよくご相談させていただき手術を行う事になりました。遠方と言う事もあり、日帰りで手術を行いました。術後経過は東京のかかりつけの先生と連携をとれるようにしました。

    かなり広範囲を切除しましたのでしばらくはお腹のツッパリ感はあるとは思いますが、日にちがたつとだんだんと皮膚も馴染み違和感もなくなります。

    手術当日はだいぶ痛みがあったようですが、翌日からは食欲もいつもどうりで、排便排尿も順調にできているそうで、1週間経った今では、何事もなかったように生活がおくれているとのことでした。

    こちらが抜糸後の写真です。抜糸の頃には、お腹のツッパリ感や違和感もないようで、歩行もスムーズでオーナ様も安心された様子でした。傷もきれいに治り、赤みや腫れもありせん。

    病理検査の結果は、乳腺単純癌でしたが、病変の摘出は完全で取り残しなくできているとのことでしたので、再発なく元気に長生きしていただける事を願っています。

    飼い主様の声

  • 乳腺腫瘍摘出(乳腺癌)

    日本猫の女の子(15才)

    お乳にしこりがあり、だんだんと大きくなってきているという事でご来院されました。

    診察させていただくと、胸部のあたりに4㎝ほどの大きな腫瘍と、一番下の乳頭にも1cmのしこりができてしまっていました。

    大きな方の腫瘍は表面がはじけそうになっていました。また検査で、腎不全を患っている事がわかりました。

    高齢であり体調も万全ではありませんでしたが、レーザーを用い短時間で手術する事ができ、今回も無事日帰りで帰る事ができました。

    術後は数日食欲があまりでなかったようですが、徐々にご飯もたべれるようになったとのことです。

    病理検査の結果、多発性の乳腺癌でしたが、病変の摘出は完全とのことでした。

    これからも元気に長生きしていただきたいと思います。

    飼い主様の声

  • 眼瞼腫瘍(扁平上皮癌)

    コーギーの男の子(12才)

    3年ほど前から存在していたという左上眼瞼(上まぶた)のしこりが最近大きくなってきて、本人も気にしてこすってしまっている。

    かかりつけの先生から当院を紹介され受診されました。診察したところ、腫瘤が上眼瞼の90%以上を侵しており手術が困難な状況でした。

    通常、腫瘍が大きく悪性の場合、拡大手術として眼球摘出をしてその周囲の組織を大きく切除する事になるのですが、今回は眼球を残し形成外科による眼瞼再建術を実施しました。ここまで大きな腫瘤の場合、手術による合併症として眼が閉じないなどの機能障害が問題となることがあります。

    まずは1段階目として腫瘍を切除し失われた上眼瞼を再形成するため、交差眼瞼フラップという、下眼瞼を回転させ皮弁を作ることにより上眼瞼の再形成を行いました。

    欠損した下眼瞼については、口唇粘膜フラップといって上口唇を下眼瞼へ移転させて形成します。口唇組織を使う事で粘膜を伴って眼瞼を再建する事が可能となります。 皮膚の転移手術は血行障害が問題となるため高度な技術を要します。

    1回目の手術の後、2週間後に皮膚が生着してくれていれば次に2段階目の手術として、下眼瞼を上に移転したフラップを切離して上眼瞼として作り直します。そして、この2回目の手術後にまばたきなどの機能障害がないかをチェックしていきます。

    このとおり2週間後にはきれいに皮膚が落ち着きました。左右差はあるものの、無事に眼瞼をつくることができました。少しずつ毛が生えてくると、だんだんと目立たなくなってくることでしょう。

    腫瘍は扁平上皮癌という悪性の腫瘍でしたので今後は術後の補助治療を検討しつつ注意深い経過観察が必要となります。

    飼い主様の声

  • その他にも多くの患者様から喜びの声が寄せられています

    眼瞼腫瘤の手術をした飼い主様の声

    口腔内腫瘤の手術をした飼い主様の声

    口腔内腫瘤の手術をした飼い主様の声

    体表腫瘤の手術をした飼い主様の声

    体表腫瘤の手術をした飼い主様の声

    乳腺腫瘍の手術をした飼い主様の声

    乳腺腫瘍の手術をした飼い主様の声

    乳腺腫瘍の手術をした飼い主様の声

    肛門周囲腫瘍の手術をした飼い主様の声

動物レーザーセンターが選ばれる7つの理由

  1. アメリカレーザー外科認定医による最新の治療を提供

    当院は日本人初のアメリカレーザー外科認定医による新しい技術を提供する動物病院です。

    院長である関は、酪農学園大学獣医学部を卒業後、動物病院ANIMAL CARE H&Hを開院して診療を行っていましたが、よりよいペットの治療を求めて渡米を決意し、獣医学先進国であるアメリカの大学病院にて小動物外科研修や外科関連研究を行ってきました。そこでは数多くの先端手術を目の当たりにし、また毎日のミーティングで多くのドクターおよび学生たちとディスカッションをし、毎週1回のジャーナルクラブといわれる勉強会では毎回最新の獣医学論文について勉強していました。

    また研究に関しては大学のドクターとともに共同で論文を出しました。さらに動物の保護施設であるアニマルシェルターにて大学のドクターとともに実際に手術などの仕事を行ってきました。

    レーザーの専門医資格を取るために外部施設にてトレーニングを受けアメリカレーザー外科認定専門医となりました。また、同時に米国医療用レーザー協会認定医、クラス4レーザー治療トレーナー、アメリカレーザー内科および外科学会会員になりました。さらに、最先端の手術および治療を実際に行っているアメリカのドクターたちと友達になりたくさんのディスカッションをしてきました。それはとても楽しく有意義な時間でした。また開業医のドクターの病院にて研修も行いアメリカの患者やそこで働くスタッフたちとも交流を深めてきました。そこではアメリカの動物病院の優れた運営システムを学びました。私はそのシステムを日本でも応用したい思い、動物レーザーセンターとして新しいシステムを導入しました。そしていつでも友達となったドクターたちに連絡できることは私にとっても患者にとっても安心を与えるものだと思います。

  2. 日本初の機器によるレーザー治療・手術により、
    痛みを和らげ、出血、感染のリスクを軽減

    レーザー手術は、出血、痛み、感染の危険性が少なく、術後の回復も早い手術法です。このため、避妊・去勢手術やその他多くの手術は日帰りで手術が可能です。

    また、無麻酔でのイボとりや今までは危険性が高く困難だった短頭種(鼻がペチャンコの犬種)の軟口蓋過長(のどの奥の部分が長く垂れ下がり呼吸困難になる状態)や狭窄性鼻孔(鼻の穴が狭くて呼吸がしにくい状態)の手術がレーザーだと出血がほとんどなく行えます。これぞCO2レーザーの最も得意とする手術です。

  3. 完全予約制だからこそ、最高の技術安心の治療を提供

    当院では、完全予約制を導入しています。予約制にすることで患者さんに余計な待ち時間を与えずにすみ、さらに時間を決めることで計画的そしてその一人一人の患者さんに集中して診察が行えるからです。

    診察時間内にいつでも診察していたことで一見患者さんにとってメリットがあるように見えていました。しかし、実際のところは、同じ時期や時間帯に患者さんが集まり、待たせてしまうことがよくあります。 また、診察する側も、待ってくださっている患者さんを知りながら診察をしていると、ついつい余計なプレッシャーがかかってしまいます。
    そのような状況では獣医師側も患者さんにもいいことがありません。
    こういったことをさけるためにも完全予約制にしました。最高のコンディション、環境で治療を提供するために、ぜひご理解ください。
    当日でも空き状況により予約可能です。お気軽にお問い合わせください。

  4. 世界中のドクターたちとのコネクション

    世界中のドクターとのつながりがあることは、私たち獣医にとっても患者にとっても心強いことです。海外の獣医学は日本よりも先を進んでいます。そのような獣医学先進国のドクターたちとの友人関係はかけがえのない宝物でもあります。

    現在はインターネットやスカイプのおかげで簡単に連絡が取り合えるようになっています。友人の中には「神の手」ともいえる手術テクニックを持つドクターもいます。そのドクターはアメリカ国内にとどまらずアジア各国やその他の国にもその技術を提供しています。

    またその他のドクターたちの中にはレーザー手術で有名な人たち、そして獣医だけにとどまらずレーザーを利用している人間の医師とも友人となっています。もちろんドクターだけでなく、私のレーザー技術のバックアップをしてくれているAmerican Board of Laser Surgeryの同志たちやアメリカのレーザーカンパニーも私を支え続けてくれています。

  5. アットホームな院内と、高性能・精密な医療器具を完備

    できるだけペットに不安な気持ちをいだかせないように、内装は木の雰囲気を出しグリーンをあしらえています。まるで、公園のよう。

    内装は、有名なデザイナーに作ってもらったものです。臭いにも気を使っており、動物病院らしからぬ、臭いのないカフェのような待合室にしています。

    また、当院獣医師はじめスタッフ一同、柔らかく温かい接客を心がけており、とてもアットホームな病院となっています。どうぞ初めての方も安心して来院して下さい。

  6. 友達紹介システムの導入

    当院では、新しい紹介システムを導入しています。このシステムでは、お知り合い、お友達のワンちゃん、猫ちゃんを当院に紹介していただくとそのお礼として次回のワクチン注射料*を無料とさせていただきます。また、紹介を受けた初めての方も初診料サービスという特典を受けられます。ぜひ、安心してたくさんのお知り合い、お友達をご紹介下さい。よろしくお願いします。

    ※ 診察料及びその他検査や治療が必要な疾患が見つかった場合はその料金はかかりますのでご了承ください。
  7. アクセスしやすい立地環境!
    名古屋市内はもちろん、市外、県外からも来院

    名古屋市昭和区という立地に加え、当動物病院では5台分の駐車場を完備しています。当院の患者さんのなかには、名古屋市内の方はもちろん、市外(瀬戸市、日進市、尾張旭市、春日井、など)や県外(三重、岐阜、静岡、大阪府など)からも来院されている方がいらっしゃいます。

    駐車場側からも入口がありますのでわざわざ表にまわっていただく必要がなく、天気が悪い日でも気軽に来院できるようになっています。また、予約制ということで安心してじっくり診てもらえることもあり、患者さんに支持されています。

院長紹介

院長 関 昌弘 Masahiro Seki

酪農学園大学獣医学部卒
LSU (Louisiana State University)小動物外科研修
レーザー外科及びレーザー治療研修 (アメリカ)
American Board of Laser Surgery認定コース

所属学会・資格

  • ・アメリカレーザー外科認定医(American Board of Laser Surgery)
  • ・アメリカ医療レーザー協会(AIMLA)認定
  • ・アメリカレーザー内科及び外科学会(ASLMS)会員
  • ・日本レーザー獣医学研究会、理事
  • ・American Board of Laser Surgery, Director of Education & Development, Japan